「怪しい彼女」は2014年の作品である。本作品は日本、中国、ベトナムでリメイクされて
いる。
出演は20才のオドゥリ役にドラマ「ファン ジニ」、「春のワルツ」、「太王四神記」のシム・ウンギョン、70才のオマルスン役にナ・ム二、マルスンの元奉公人パク役にパク・イナン、マルスンの息子で大学教授ヒョンチョル役にソン・ドンイル、マルスンの嫁エジャ役にファン・ジョンミン、オドゥリと一緒に音楽をやることになる孫息子ジハ役にジニョン、就職浪人の孫娘ハナ役にキム・スルギ、TV局のプロデューサー、ハン・スンウ役にイ・ジニクが出ている。
シルバー喫茶店で元奉公人パクと働くマルスンは口が悪く、喫茶店でお客とケンカをしたりします。マルスンには自慢の大学教授の息子ヒョンチョルがいて、いつも自慢しています。
マルスンの孫娘ハナは就職浪人でマルスンの元奉公人パクの娘も家にいて何もしていません、本作品は2014年製作ですから今から5年前ですが、若者は就職が難しい時代であることがうかがえます。マルスンの孫息子大学4年生ジハは音楽に没頭しているため嫁のエジャがジハに音楽を辞めるように言うと逆にマルスンはジハを応援して「小遣い」を渡します。おじいちゃん、おばあちゃんは孫にとても甘い。
エジャは姑とのストレスで倒れ、病院に運ばれます。日本と同じ風景です、昔から嫁と姑がうまくいくことはありません。
マルスンは写真館で写真をとり、店を出ると50才若返っていることに驚きます。
マルスンは20才になってもまるっきり行動がおばあさんの行動をして笑えます。
バスの乗客や薬局で自分は何才にみえるか尋ねて、どうしても自分が若くなっているのが理解できません。
マルスンは髪型をオードリー・ヘプバーンのように変え、服装も若々しく変えます。そして名前もドゥリと変えます。女性は服装、化粧でこんなにも変わるのかと思うほど変わっていきます。
住まいは何と元奉公人パクの家に簡単に決めてしまいます。
マルスンは若返ったとはいえやはりシルバー喫茶店に来てしまいます、そこで皆の前で歌を歌います。周りは老人達ばかりでひとりだけ若い女の子が居て変な感じです、そこで歌を披露し、皆が拍手をします。バラードでしょうかとても声量があります。ちょうどバンドのボーカルを探していたジハはマルスンを勧誘して音楽活動を始めます。
マルスンはポップス的な曲も歌いますがやはり声量が有ります、歌い続けていき、TV局のプロデューサーハンスンウに出会います、スンウは「歌は顔でなく魂で歌うものだ」と言う考えで新人歌手を探していました。
マルスンが何度も歌う「雨水」と言う曲は最高です。「白い蝶」も中々感動します。
シムウンギョンは70才が20才になったという難しい役を上手く演じています、若いのに行動が年寄りじみています。
今回の映画は主人公が50年若返る作品ですが、韓国はタイムスリップをする作品が多いように思われます。3作品程ここに書きます。 キムヒソン主演の「信義シンイ」、YJYユチョン主演の「屋根裏部屋のプリンス」、チェジニョク主演の「愛の迷宮トンネル」などです。
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