「一週間フレンズ」は2017年2月18日に公開された作品である。そして葉月抹茶の漫画が原作です。
出演は主役の高校2年生は長谷祐樹役に 映画 斉木楠雄の災難の山崎賢人、長谷祐樹のクラスメイトでヒロイン藤宮香織役に 映画 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだらの川口春奈、長谷祐樹の親友の桐生将伍役に松尾太陽、長谷の幼なじみ山岸沙希役に高橋春織、高2の2学期に転校してきた藤宮香織の幼なじみ九条一役に上杉柊平、香織の母藤宮志穂役に国生さゆり、香織の中学時代の親友近藤まゆ役に古畑星夏、古文の教師役にますだおかだの岡田圭介が出ている。
この物語は中学生の時交通事故で特定の事だけ忘れる解離性健忘症になり、一週間で記憶がリセットされる病気の少女藤宮香織を見つめる長谷祐樹の物語である。
「一週間フレンズ」はヒロインが交通事故の後遺症で記憶が無くなる解離性健忘症の症状ですが、韓国のドラマ「冬のソナタ」はぺ ヨンジュン演じるチュンサンは交通事故の後遺症で物語の最後で目が見えなくなってしまいます。
韓国の映画「私の頭の中の消しゴム」は原因が交通事故ではないですが、ヒロインのキム スジンが若年性アルツハイマー病で肉体的死より精神的死が先に訪れます。「冬のソナタ」と「私の頭の中の消しゴム」は過去に記事が御座いますので。
同じように「一週間フレンズ」の藤宮は部分的に記憶が無くなります、主役の長谷が図書館で出会うシーンから物語は始まるのですが、次の週は会った事を全く覚えていません。
駅で藤宮が長谷に電車に忘れた本を渡したことも覚えていません。
このことが原因で藤宮は長谷の高校に転校する事になります、やはり記憶がないと人間関係がうまく行きません、相手は無視されたと思います。
いつもずっとひとりでいて、食事の時もひとりで食べています。だれとも必要以上に話さないからそのうち誰も話しかけなくなります。
長谷が藤宮に「友達になってください」と言うと、「無理!」「私は友達を作ってはいけないの」と答えます。
それを見ていた担任は長谷を職員室に呼び藤宮が解離性健忘症である事を話します。
「一週間たったら忘れる」、こんな状況で授業中習ったことが頭に入るのでしょうか。
約束事とか絶対に出来ません。不思議と家族の事は覚えているのですが、学校での事、クラスメイトの事を忘れているみたいです。
長谷は授業の土佐日記をヒントに「交換日記」を藤宮に申し出ます。最初は断っていましたが、一週間交代で書くことになります。
長谷は「このままではいやなんです、やれるだけのことはやりたい、空気読んで何もしないよりは間違っていてもやるほうがいい」という言葉が素敵です。
藤宮は図書館で最初に会った事や電車で長谷の忘れ物を拾った事を交換日記で知ることになります。
藤宮が同級生にいじめられそうになったとき長谷の親友の桐生が助けたり、長谷の幼なじみの山岸が一緒に返ろうと誘ったりします。
それでも一週間経つと忘れるというのは辛い。
折角ふたりの関係うまく交換日記でいきかけたところで、秋に転校生の九条一が登場します。
九条はかつて宮藤がおもいを寄せていて会う約束をした日に交通事故に遭い、行けなくなり、九条は「裏切者」と思っていました。 その後、交通事故で記憶が無くなる病気だったことがわかり、九条と藤宮の中が復活してしまい、長谷の日記も必要なくなり、この恋は終わりかと思われたのですが、卒業式の日に電車の時に忘れた本が藤宮の名前で貸し出されていることがきっかけで再度藤宮が本を見ると長谷の素敵な漫画が描かれておりかつてのことを思い出し、長谷の元に行き「友達になってください」と言い、またふたりの心が結ばれます。感動のシーンです。
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