アンデルセンの童話『雪の女王』をモチーフにした悲しくも美しいラブストーリー。
韓国で大人気のヒョンビンと人気アイドルグループFin.KL出身のソンユリの出演した日本でも大人気のドラマです。
この物語はフィンランドにあるラップランドの雪の風景から始まります。雪と氷に覆われた北の地の果てラップランド。
1998年韓国科学高等学校に入学したハンテウンは、図書館で 「雪の女王」というアンデルセンの童謡の本を売れと騒ぐ14才の少女、キムボラに出合う。 タクシー代を借りるため、ハンテウンにお金を借りた少女は、ポケベルを渡す。その後、空港で落ち合い、遊園地でデートします。
8年後、高校を卒業したハンテウンは、病院で叫びながら、死のうとしているキムボラに再会します。彼女は重症筋無力症にかかり、病院で注射を打ち続けています。 キムボラは、韓国ドラマによくある財閥のお嬢様という設定です。ドラマの筋書きによくある裕福なお嬢様と貧しい男性の組み合わせ。
ハンテウンは、高校時代、数学が得意で、記憶力がとても素晴らしい。キムボラの父親が囲碁をして、崩した後も、元通りに戻してしまう。
ふとしたことから数学の先生に出会い、高校を中退して一度辞めた数学を再び勉強し始めるハンテウン。
「好きな気持ちはどうすることもできない、人であっても、数学であっても。」と先生は教えてくれます。
キムボラは、性格は強いが、からだが弱い設定。14才の頃の強い女の雰囲気は変わっていません。
ハンテウンは、交通事故で亡くなった同級生のキムジョンギュの影響でボクシングを始めます。
キムボラは、ハンテウンと会うたびに何処かで会った気がすると思うようになります。そして、8年前に出合った高校生がハンテウンだったとわかります。この時のキムボラの表情が素晴らしい、初恋の人にようやく、また、会えた瞬間です。どうして気づかなかったのだろう、、、、、、、
ハンテウンが、初恋の人だとわかり、キムボラの表情が変わっていきます。強い女性から可愛い女性に。昔のことを覚えているハンテウンを嬉しく感じています。
鳴らないポケベルを待ち続ける、キムボラの8年前の映像が出てきます。待ち続けることは辛く苦しい、だけど、胸が高鳴る。このポケベルがこの物語のキーポイントだと思います。携帯電話、スマートフォンの普及で現在は存在していませんが、当時の恋人たちにとって重要なものでした。
この物語も恋愛ドラマにとってお約束の四角関係の物語です。キムボラが見合いをした医者とハンテウンがやっているボクシングジムの娘 が絡んできます。
ハンテウンとキムボラに思いを寄せる医者、揺れ動く女心、医者の先生は、彼女に愛されていないのに、グイグイ、近づいてきます。
「優しくしてやりな」 「振り向いてもらえなくても」 「何ものぞまず優しくしてあげればいい」とハンテウンの母親がいいます。
ハンテウンは8年前遊園地で渡そうと思っていたプレゼントをボラに渡します、それは「雪の女王」の本でした。キムボラは涙を流しながら、本に一緒に入っていた手紙を読みます。このシーンがとても素敵です
「あんたを見ると胸がドキドキするし」 「苦しいのよ」 とキムボラはハンテウンに言います。
このシーンも名シーンだと思います。
物語の後半にキムボラがガンに侵されていることがわかります。
「もし、本当に神様がいるのなら、どうか連れて行かないでください、僕の愛しい人を、美しい人を」 とハンテウンが言います。
「ごめんね、思い出をたくさん作ってあげられなくて、ずっと一緒にいてあげられなくて、先に行くことになって、、、、、、」 とキムボラが言います。
ここが、感動のシーンです。
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