「クローゼット」は2020年12月18日に公開された作品のミステリーである。
出演はサンウォン役に「神と共に」のハ・ジョンウ、イナ役にホ・ユル、ギョンフン役に「殺人者の記憶法」「感染家族」のキム・ナムギルが出ている。
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妻を交通事故で亡くした建築家のサンウォンは11才になる娘のイナと自然豊かなある一軒家に越してきます。サンウォンは事故の後遺症でパニック障害になっており、イナも心を閉ざしています。
サンウォンはイナを「アートキャンプ」に入れる事を検討しています。そして、イナをひとりにしておけないのでベビーシッターを雇うことにします。
しかし、せっかく来たベビーシッターもきてすぐに辞めてしまいます。
その後、イナが行方不明になり、サンウォンは街でビラを配って探したり警察に届けたりしますが手がかりは何一つ有りません。
ある日、テレビの放送を見た「退魔師・ホ室長」と名乗る男がやって来て「悪霊を退治します、テレビにも出ていてこの業界ではナンバーワンです」と自己紹介します。
ホ室長は「カバンからファイルを出して、ご覧ください、消えた子供たちです、遊んだり宿題をしてる途中に家から消えました、みんな消える前に似たような絵を描いています。20年前ヒョンスという子が消えて両親は家に祈祷師を家に呼びました。彼女はホ室長の母親でした。」と説明します。そして、「悪質な霊は周波数が合う人間を探し自分たちの世界に連れ込みます、連れ込まれた人間は全ての記憶を失い妖魔になる、目が合っただけで命を奪う恐ろしい奴らです」と続けます。
サンウォンはホ室長と共に同じく行方不明になった「ミョンジン」という娘の父親を訪ねます。その時ホ室長は「認めてください、イナが仕事の邪魔だと思っていましたよね、子供は愛されているかどうか本能でわかるんです、消えた子供たちは親から暴力を受けたり放置されたりしていた、傷ついていたんです」と話します。
そして、サンウォンは「周波数が合えば死者の空間に入ることもできるんだよな、」と言ってイナの救出を訴えます。
ホ室長は「全力で守りますが時間は30分ほどです、脱出できなければ妖怪になって異界で暮らすことになる」と説明します。
サンウォンは自分の病気を悪化させて発作を起こさせます。そして、悪霊になった子供たちの中からイナを見つけ出し最後に助け出します。
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感想
サンウォンは仕事が忙しく子供と暮らせないなら自分の親か亡くなった妻の両親をたよるべきではないかと思えてなりません。韓国では学校の授業が終わってから子供を預かる場所は無いのでしょうか、日本では仕事が忙しい親の為に小学生を預かる場所が存在しているようです。
この映画は最後にイナが無事戻って来てハッピーエンドに終わっていますが、韓国では子供たちが行方不明になる事件が多くあります。悲しいことです。
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