「ネタバレ」その日のまえに / 永作博美 主演

邦画
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「その日のまえに」は2008年11月1日に公開された作品で重末清の小説がもとになっています。

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出演は日野原とし子役に永作博美、日野原健太役に南原清隆、日野原健哉役に大谷耀司、日野原大輔役に小杉彩人、永原医師役に風間杜夫、山本看護師役に勝野雅奈恵、他に筧利夫、今井雅之、宝生舞、高橋かおり、並木史郎、村田雄浩、小日向文世、柴田理恵、左時枝が出ている。

監督は大林宣彦で、大林作品は他に「ねらわれた学園」「転校生」「時をかける少女」「彼のオートバイ、彼女の島」「さびしんぼう」「SADA」がある。そしてお笑い芸人のヒロシもコンビニ店員として出演している。

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あらすじ

イラストレーターの夫日野原健太と暮らす43才の主婦日野原とし子は永原医師から余命はあと1年程と宣告され、新婚時代に住んでいた浜風ハウスまでふたりで旅をします。

健太はイラストレーターとして成功し、留守を社員たちに任せて、子供の健哉と大輔を家に残して出かけます。

ふたりが歩くと新婚時代の風景が蘇ってきます。最初、健太は無職でとし子が家計を支えて暮らしていたことが分かってきます。とし子が清隆に惚れて結婚したことが分かります。

ふたりが浜風ハウスに向かう途中に立ち寄った喫茶店で警察沙汰の事件が起こります。

この物語はとし子の余命宣告を受けてからのお話ですが、もうひとり余命宣告を受けた佐藤という男性のストーリーが絡んできます。この佐藤は登場して直ぐに死に佐藤の友人の石井が清隆に仕事の依頼をして繋がります。

感想

健太がとし子に「君の事は俺の事」と言うシーンがぐっと来ます。永原医師から余命を聞かされて、出た言葉です。

健太がイラストを描く横でとし子が「あなたが仕事をしているそばで私は猫みたいに丸まって眠る、それが私の幸せ」と言うシーンも素敵です。健太への愛が出ています。

とし子は子供たちに自分の余命が1年である事は隠しますがここは話すべきかやめるべきか意見が分かれる所です。

芸人の南原清隆とヒロシがでていますが、やはり本職が俳優ではないため、演技にぎこちなさがどうしてもでています。その点、とし子役の永作博美の演技は素晴らしい、彼女の表情をご覧になればご理解頂けると思います。

この映画は涙が止まりません、ぜひご覧ください。

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