「記憶にございません」は2019年9月13日に公開された三谷幸喜が監督したコメディー作品である。
出演は内閣総理大臣黒田啓介役に中井貴一、首相秘書官井坂役にディーン・フジオカ、同じく秘書官番場のぞみ役に小池栄子、啓介の妻黒田聡子役に石田ゆり子、啓介の息子黒田篤彦役に濱田龍臣、首相官邸料理人寿賀役に斉藤由貴、野党の党首山西あかね役に吉田羊、アメリカ大統領スーザン・セントジェームス・ナリカワ役に木村佳乃、内閣官房長官鶴丸役に草刈正雄、フリーライター古郡役に佐藤浩市、啓介の義兄鱒淵役にROLLY、他に有働由美子が出ている。
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あらすじ
内閣総理大臣黒田啓介は大工の南条の投石によって子供の頃の記憶はあるが、政治家になってからの記憶を亡くします。
病院をパジャマ姿のまま抜け出し、出会った人に「僕は誰でしょう」と問いかけます。
その後、首相官邸に啓介は戻りますが、秘書官の井坂から「史上最悪のダメ総理」と言われ、
１）優柔不断
2) 態度がデカイ
3) 人を見下している
4) 目つきが悪い
5) 公約を守らない
6) 女性蔑視
7) 動物虐待
と理由を教えられます。
啓介は秘書官の井坂と番場の力を借りて記憶が無いにも関わらず公務をこなしていきます。
しかし、政治の事も忘れている為、学校時代の恩師の授業を再度受ける事になります。
そして、一人息子の篤彦と妻の聡子と3人で食事の機会を設けて家族の会話の時間を持とうとしますが、2人の名前も間違え、篤彦からは
1) 人として尊敬できない。
2) 家族を大事にしない。
3) お金の事しか言わない。
4) 国民からすごく嫌われている。
と言われます。
啓介は今までの自分を変えるため2つの事に挑戦します。
1) K2プランの撤回。
啓介は幼なじみの小野田の為にスーパー銭湯が付いた二つ目の国会議事堂を作ろうとしていました。
2) 鶴丸を官房長官の座から引きずり下ろす事
フリーライターの古郡を使って鶴丸の弱みを掴みます。
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感想
黒田総理役の中井貴一、官房長官鶴丸役の草刈正雄、番場秘書官役の小池栄子はすばらしいが中でも井坂秘書官役のディーン・フジオカがピッタリ役にはまっていると思います。井坂の役はディーン・フジオカでなければならないと思います。
他の見所は若い女性ファンが多い田中圭が警察官の役で出演しているシーンも見所です。
そして、歌手のROLLYが地味なイメージの役で面白い。
最後に野党の党首山西あかね役の吉田羊が出るシーンも見逃せません。
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