2009年4月18日公開された作品である。
「鴨川ホルモー」は万城目学の小説の映画化である。又月間少年エースで漫画化もされている.
出演は二浪して京都大学入学した新入生の安倍役に山田孝之、バイト中に「清流会」なるサークルに安倍と一緒に勧誘を受け入部することになる新入生で帰国子女の高村役に濱田岳、安倍が入部するきっかとなる新入生早良京子役に芦名星、早良が思いを寄せる新入生芦屋役に石田卓也、安倍に思いを寄せる楠木ふみ役に栗山千明、双子の三好兄弟に斉藤翔太、斉藤慶太、3年生の菅原真役に荒川良々、「清流会」OBで居酒屋店長役に石橋蓮司、同じくOBとしてパパイア鈴木、ホルモーの解説者役に笑福亭鶴光が演じている。
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最初のシーンは葵祭のバイトに安倍と高村が参加するシーンですが、高村が帰国子女枠で京大に入学したことがわかります。私大なら知っていましたが、国立の京大に帰国子女枠が有る事を初めて知りました。
高村が帰国子女枠と言う設定であるのに演じる濱田岳の日本語は小さい頃LAに住んでいたと本人が話しますが英語訛りが全くありません。他の俳優を使うべきでないかと思えてきます。
葵祭のバイトを終えた後「ピッタリのタイミング」で清流会の菅原が二人を「新入生歓迎コンパ」に誘います。京都大学内で勧誘するならわかるのですが、まるで後をつけていたかのようです。
菅原はこの時一人ではなく女子部員とペアで勧誘します。やはり部員の募集は男女ペアが原則であると思いました。二人は「普通のサークルです」を繰り返します。
このコンパには20名以上参加していたと思うのですが、実際入部したのは10名のみです。
このコンパに参加した早良京子の影響で安倍は参加する事になるのですが、この時に安倍を見つめている新入生の楠木ふみがいます、この時のふみの髪型は「大木凡人」に似ていて笑えます。
新入生歓迎コンパの後早良京子が安倍の下宿に来て話をします。早良は「1日15時間勉強したから京大に受かった」と話します、やはりトップクラスの大学は勉強の量が違います。
早良京子は「私は清流会に参加するつもりです、ご一緒できると素敵ですね」と置手紙を残したので、安倍の心が清流会に入ることに固まります。
菅原は新入生歓迎コンパの時も安倍たちが入部の為に訪れた時も「普通のサークルです」と言い切ります。
普通のサークルであると思わせるため、「保津川下り」に下級生たちを参加させます。
下級生たちは「四条烏丸交差点の会」で清流会がどういう会なのか見えて来ます。
京都大学清流会の他に京都産業大学玄武組、龍谷大学フェニックス、立命館大学白虎隊の4チームが存在していることがわかります。
ホルモーは鬼を使い勝敗を決する戦い意味します。最初下級生たちは鬼がみえなかったのですが、いずれ見えるようになります。
チームは10人で構成され100匹ずつの鬼を受け持ちます。攻撃が男性で女性は補給を受け持ちます。
「吉田代替わりの儀」がとても面白い、女子だけは参加できません。女人禁制です。
そして、上級生たちが歌いだす歌は「レナウンのCM」でその後全員裸踊ります。
この映画の中で登場する鬼は中々可愛いと思います。どうやってこの鬼を動かしているのでしょうか不思議です。映画だからCGで後から編集するのでしょうか。 この映画はサークルの中で四角関係の構図が有り、大学は存在しますがそれ以外の内容はフィクションです
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