「脳内ポイズンベリー」は2015年5月9日に公開された作品で水城せとなの漫画がもとになっています。
櫻井いちこ役に真木よう子、いちこの脳内キャラクター吉田役に西島秀俊、同じく脳内キャラクター吉田役に神木隆之介、同じく脳内キャラクター池田役に吉田羊、同じく脳内キャラクターハトコ役に桜田ひより、同じく脳内キャラクター岸役に浅野和之、早乙女亮一役に古川雄輝、越智役に成河、川上礼子役に野波麻帆、山崎みほこ役にともさかりえ、他にカンニング竹山が出ている。
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この物語は櫻井いちこの脳内で議長の吉田、ネガティブな池田、ポジティブな石橋、まだまだ子供の女の子ハトコ、記録係の岸の5人がいちこの恋について議論を交わすお話です。
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あらすじ
前半
30才のいちこは結婚するはずであったがその相手には他に女性がいてお腹に子供が出来、分かれる羽目になります。会社勤めをしていたが寿退社を申し出たため、現在はケータイ小説を書いて暮らしています。
いちこは出版社の飲み会に参加して美大出身のフリーター早乙女亮一に出会います、再度駅で早乙女を見かけたいちこは声をかけます。
この場面で5人の脳内キャラクターたちは口論します、石橋は「声をかけろ」、池田は「ほっとけばいい」、ハトコは「箸の持ち方は綺麗だった」と個性が出ています。
5人もいるのでいちこの頭は混乱しています。
議長の吉田は「ケツを取る」と言って賛成か反対か数で決めようとします。
結果は4対1で「声をかける」ことに決まります。
そして、一緒に食事をして、何故か早乙女の家に部屋を片付けに行くことになります。掃除が終わるといちこは「あなたのことが好きになった」と告白します。そしてふたりはキスをして結ばれ付き合うことになります。
中半
いちこは早乙女と付き合い始めますがそこに早乙女の元彼女が現れたり、いちこが本を出すことになる出版社の越智とキスをしたりして二人の仲は順調に進みません。
後半
いちこは1冊目の本が順調にに売れ2冊目の本が出版されます。越智はいちこに「好きでもないくせに何で思わせぶりな態度をとるのか」と問います。
いちこは早乙女に「私はあなたが好きだけどあなたといる自分が嫌いだから一緒にはいられない」と言って別れます。
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感想
ハトコはいちこと早乙女をとても応援しています、「ドキドキしているから絶対早乙女の事が好き」とまるで自分のことのようにはしゃいでいます。
早乙女がいちこが30才と知って二人の仲が壊れた時も「痛い」と言って落ち込みます。
何故か5人の脳内キャラクターの中で一人だけ羽が有って空中を飛んでいます。天使という設定なのでしょうか?
いちこは一度飲み会で会っただけの男の部屋に「片付けに行きます」と自分から言いますが普通はもう少し付き合ってから彼の家に行くのではないでしょうか。
早乙女の部屋はあまりにも散らかり過ぎです、ネズミとか出てきそうです。いくら男の部屋とはいえ食べ物の後片付けぐらいすべきです。
この物語は櫻井いちこの恋のお話ですが、5人の脳内キャラクターがメインに思えてなりません。池田は最初から最後までネガティブで石橋はほとんどポジティブですが最後にネガティブになります、議長の吉田は風見鶏で、ハトコは本当にいちこを応援していますが、最後はネガティブとなり結果二人は別れることになります。
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