この映画は2013年3月22日に公開された作品で一夫多妻の家族を描いた物語です。
出演は上野山智弘役に大東駿介、上野山正一郎役に隆大介、小野田真知子役に黒川芽以、児玉里美役に竹下かおり、児玉由美役に東亜優、笠松佳代子役に高見こころ、笠松さやか役に中村有沙、宇和成美役に辰寿広美、宇和隆役に清水尚弥が出ている。
家族構成
上野山正一郎 52才 ( チチ ) 釣り具や経営 、隆とさやかと由美の父親
上野山智弘 ( 長男 ) 実の母親は他界、家族の中に血の繋がりのある人間は居ない
小野田真知子 智弘の婚約者、親は父親がいるが仲が悪い
宇和成美 42才 ( ハハ ) 国語の高校の教師、隆の母親
宇和隆 ( 次男 ) 高校2年生だが現在不登校中、成績は優秀
児玉里見 47才 ( ママ ) 炊事担当、由美の母親
児玉由美 ( 長女 ) 地元の高校2年生で剣道部所属、ポチ(猫)の散歩担当
笠松佳代子 35才 ( カカ ) スナック経営、さやかの母親
笠松さやか ( 次女 )全寮制の高校2年生
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あらすじ
和歌山県の有田川町の実家に智弘は婚約者の真知子を連れて帰省します。
真知子が智弘に「どんな家族なの」と聞くと智弘は「会えば分かる」と答えます。
家に着くと里見が出迎え、真知子が「おかあさん、はじめまして」と言うと里見は「でも、私おかあさんではない」と否定します。
智弘は真知子に家族の事を紹介し、ここで正一郎には内縁の妻が3人いることが分かります。
正一郎は3又して高校2年生になる子供が3人存在することになります。
智弘の母親は子供連れて正一郎と結婚していて、父親とは血が繋がっていません。
正一郎唯ひとり離れに住んでいます。
一夫多妻の家族がうまく回っていたように見えましたが、佳代子に男ができたり、成美に求婚する男が現れたりして崩れかけますが、ふたりとも男を振って戻ってきます。
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感想
成美が真知子に「変わった家族でごめんね」と言うと「面白そう」と答えます、このシーンがまず面白い、真知子が入って来た時、郵便箱に名前が上野山と宇和と児玉と笠松と4つも苗字が描かれています。苗字が違う名前は普通の家ではせいぜい2つまでではないでしょうか。
同じ高校2年生の隆、由美、さやかの関係が面白い、全員の母親が違うということで、仲が悪いです。
インドネシアやアフリカ諸国では一夫多妻が認められていますが、今の日本では法律で認められていません。複数の女性と結婚することは全員平等に扱わないといけないし経済力もそれなりに必要です。
日本映画でいままで扱っていなかった内容ですのでとても考えさせられます。
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