「四月は君の嘘」は2018年3月26日に公開された作品で新川直司の漫画がもとになっています。原作は中学生ですが映画の方は高校2年生の設定になっています。
出演は主人公の高校2年生有馬公生役に「一週間フレンズ」「ジョジョの奇妙な冒険・ダイヤモンドは砕けない・第一章」「斉木楠雄の災難」「氷菓」の山崎賢人、ヒロイン宮園かをり役に「チア☆ダン」の広瀬すず、公生の幼なじみ澤部椿役に石井杏奈、同じく公生の幼なじみ渡亮太役に中川大志、公生の母有馬早希役に檀れい、ピアニスト瀬戸紘子役に板谷由夏が出ている。
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あらすじ
高校2年生の有馬公生は数々のピアノコンクールで優勝してその演奏は「性格かつ厳格」で「ヒューマンメトロノーム」と呼ばれていましたが、母親の指導は厳しくコンクールで優勝しても「3小節目も11小節目もミスタッチして13小節目もテンポが違う」と殴られて、公生は母に「死ねばいい」と言った夜母が死に演奏中にピアノの音が聞こえなくなる病にかかります。
公生は「僕が殺した」と悲しみます。
かをりは5才の頃公生のピアノに魅せられ、最初ピアノを弾いていたがいつか一緒に演奏したいとバイオリンを始めます、そして同じ高校に入り「渡が好きという嘘」で公生に近づきます。ピアノを弾かない公生に「お願いします私の伴奏をして下さい、私をちょっぴり支えてください、くじけそうになる私を支えてください」と言って自分の伴奏をさせます。
かをりは「旅の恥は掻き捨て、思いっきり恥をかこうよ」と誘います。
かをりが不治の病になり、物語の最後に死にますが、公生は弾かなくなったピアノをかをりの影響でまた弾くようになり東日本ピアノコンクールに出場します。
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感想
この映画はサンサーンス作曲の「序奏とロンド・カプリチオーソ」やクライスラー作曲の「愛の悲しみ」など名曲が出てきてクラシックに詳しくない人間にとって勉強になります。
母親は公生に厳しくピアノを指導したのは息子が幸せを願っての厳しさと分かります。
映画の中でかをりの病名が明かされておらず、どこが悪くて死んだのかが分かりません。心臓か白血病とか病名を明らかにした方が良かったと思いますが。
母親が好きだった曲「愛の悲しみ」を弾いている時の公生は「僕の中にかあさんがいる」と言って幸せそうです。このシーンが感動です。
かをりの演奏を聞いて審査員は「テンポも強弱もデタラメ、譜面を無視している、作曲家を冒涜している、こんなむちゃくちゃな演奏はコンクールでは論外、けど面白い聴く者を惹きつける」と評価しています。このシーンは笑えます。
かをりが子供たちと演奏している風景を見て公生は「ブレーメンの音楽隊だ」と言っています、このシーンはお勧めのシーンです。もうひとつ公生とかをりがレストランで食事をしていて子供たちがピアノをを弾いているとかをりが「あそこにいるお兄ちゃんはピアノが凄く上手だ」といって無理矢理ピアノを弾かせるシーンもお勧めです。
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