「世界は今日から君のもの」は2017年7月15日に公開された作品で過去引きこもりをしていた女性の物語です。
出演は主役の小森真美役に門脇麦、ゲーム会社の社員矢部僚太郎役に三浦貴大、矢部の恋人安藤恵利香役に比留川游、真美の父小沼英輔役にマキタスポーツ、真美の母美佳役にYOUが出ている。
あらすじ
真美は高校の途中からマミ5年間引きこもりの生活をしていましたが、父親がリストラになりかけて機械部品工場で働くことになります。その仕事もケガが原因で首になり、家に居た時父親の英輔がゲーム会社でバグ出しの仕事を見つけて紹介します。
真美が休憩時間に食事をしていると製作部のディレクターの矢部がアニメのイラストの修正で困っているところに出会います。
「忍の頭に烏帽子をかぶせ、薙刀を前に構えているかたちにして協調して着物の裾を翻るように、全体的に躍動感が欲しい」という注文通りに真美はイラストを仕上げます。
そして、「武蔵の髪全体にボリューム感、動きが欲しい、衣装の色味をもっと明るく、シンプルになり過ぎないように装飾多め!衣装にもボリューム感と動きを!衣装全体のトーンが落ちないように!」と指示を受けこなしていきます。
最初矢部は真美が描いたとは知らずメールの発信から真美であることがわかります。
真美は何回かイラストを描けていたのですが、何故か描けなくなり、「描けと言われると描けなくて、自由に描いていいと言われるともっとかけなくなる」と悩みます。
物語の最後で矢部が最初にイラストを依頼していたマブチの下で助手として働くことで終わりになります。
感想
真美はいちばん最初の仕事で機械部品工場を選んだのは人と話さなくていいという理由で選んでいます。世の中には人と話すのが苦手で「トラックの運転手」とか「タクシーの運転手」を選ぶ人もみえます。今回真美はたまたま絵の才能を生かすことが出来てとても幸せです、中々自分にピッタリの仕事に巡り合えません。父親の英輔は「好きな仕事でお金をいただく、こんな結構なことはない」とじぶんのことのように喜んでいます。
真美の幼なじみが真美の仕事を「ひたすらゲームしてバグを捜す仕事、タダノ下働き」と言っていますが、この時彼はニートで何も仕事をしていませんので言う資格が有りません。
真美は小学生の頃自分が大事にしている宝物を母親に捨てられてしまいます、私もスーツケースにいれて大事にしまっていたものを母親に捨てられたことが有ります、他人にとってガラクタでも本人とっては大事な宝物なのです。
真美は「青少年の今を考える市民講座」で5年間の引きこもりを克服した講演を話していて「私は進歩とか克服とかしていません」と話していますが、着実に外で働こうとしているのですから進歩しているのではないでしょうか。
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