映画/志乃ちゃんは自分の名前が言えない

邦画
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2018年に公開された作品である。

この作品は押見修造の漫画の実写化である。

2011年12月21日から2012年10月17日までウェブマガジン「ぽこぽこ」に連載。

出演は人前で特定の言葉、特に母音で始まる言葉が発しにくくなる疾病をかかえている高校1年の大島志乃役を南沙良、志乃のクラスメイト役の岡崎加代役に蒔田彩珠、同じくクラスメイトの菊池強役に萩原利久、志乃の母親大島由美役に奥貫薫が演じている。

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この物語はいままでにない題材を扱っていると思います、人とうまくしゃべれない、人前で話せない、この題材はなかったのではないでしょうか。人としゃべるのが苦手だとどうしても職業も限定されてくるし、いじめの対象になります、そして人生に対して後ろ向きな考え方になりがちで、暗くなります。

物語は志乃が高校に入学するところから始まります、自己紹介の練習をしているシーンが最初です。先生が「自己紹介してくだい」と彼女に指名しても自分の名前が言えません。授業で先生に答えを求められても答える事ができません。

人前で普通にしゃべることができないとどうしても友達が出来ません。彼女はひとりで過ごすことになります。

志乃はひとりだとしゃべれるみたいで、誰もいない所で独り言のようにひとりでしゃべっています。

志乃はしゃべれないだけで知恵遅れではありません。

彼女は聾唖でもありません。しゃべることが苦手なだけです。

ある時、クラスメイトの加代が志乃に話しかけるのですがしゃべれません、そこで加代は「話せないなら書けば」とメモ帳とペンを差し出します。

志乃はすべての言葉がしゃべりにくいわけではありません。スムーズに話す言葉もありますので加代は驚きます。

加代はギターは得意ですが歌は音痴です、加代が歌っているのを聴いて志乃は笑ってしまいます、「笑わないで」と前置きしたにも関わらず、笑ってしまったので志乃は「私のことを笑わなかったのにゴメン」と言いますが遅すぎました。

映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』予告編

加代は歌が上手い志乃とバンドを組むことを提案します、志乃はしゃべることが苦手ですが歌は普通に歌えるのです、不思議です。

あんなに人としゃべることが苦手なのに歌はちゃんと歌えるのです。 クラスメイトの菊池強が二人が「路上で歌っている」とみんなに話すと加代は強を平手打ちしてしまいます、この風景を見ると加代の性格の強さが分かります。

志乃は渾身の声を振り絞ってみんなに「私は自分の名前が言えない、何でどうして、緊張しているから、みんなと打ち解けないから、そんなの関係ない、どうして私ばかり不公平だ」と泣いて訴えます。 この物語を通じて聾唖でなく、こういう症状の知恵遅れでない人間が存在することが分かりました。

人間は自分と同じことが出来ないとどうしても偏見の目で見てしまいます、欠点がある人間でも前向きに人と接するように努力することを教えてくれるそんな映画だと思います。

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