2019年2月19日公開の恋愛映画で百田尚樹の小説がもとになっています。
出演は主役の木山慎一郎役に「ジョジョの奇妙な冒険」「桐嶋、部活やめるってよ」の神木隆之介、ヒロイン桐生葵役に「NHKドラマ あまちゃん」「ビリギャル」の有村架純、慎一郎の先輩金田大輝役に志尊淳、慎一郎の客宇津井和幸役にDAIGO、慎一郎の同僚植松真理子役に松井愛莉、慎一郎の主治医黒川武雄役に北村有起哉、慎一郎が勤務する会社の社長遠藤哲也役に時任三郎、哲也の妻美津子役に斉藤由貴が出ている。
あらすじ
この物語は人の手を見て「死が近いか否かがわかる」特殊な能力を持つ木山慎一郎の物語です。
慎一郎は子供の頃、飛行機事故で両親を亡くし自分だけが助かります、自分だけが助かったので少し影が有ります、自動車の修理会社で働いており、仕事が出来る慎一郎の事を社長夫妻は親代わりの目でも見ており可愛がります。
ある時慎一郎は携帯が壊れて携帯ショップを訪ね、そこで葵に出会います。二度目に葵に会った時慎一郎は葵の手が透けて見えてしまいます。慎一郎は「桐生葵さん、大切な話があります仕事が終わったら30分だけ時間をください」と誘います、葵は慎一郎とカフェで会うことで運命が変わり死を免れます。
慎一郎は葵の命を救ったことで社長から打診があった2号店の店長を引き受け、人生に対して前向きに変わっていきます。そして慎一郎の恋も急展開します、葵の方から慎一郎を訪ねて来ます。葵は「今日は御礼が言いたくてお邪魔いたしました、御礼とは私の命のです。いつも乗っている電車なら事故に遭っていました」と言い、付き合うことになります。この物語はハッピーエンドに向かう映画と思いきや最後に意外な結末が待っています。
感想
慎一郎は昔から何かを選ぶのが苦手と言いながら葵を選びます、人生は自分で選び切り開いて行くものです、慎一郎の同僚植松真理子は慎一郎に自分を選んでグイグイ引っ張って行って欲しかったのに慎一郎は真理子を選びませんでした。それが理由で真理子は慎一郎の客宇津井と付き合うことになりその後風俗嬢になります。慎一郎は真理子と付き合っていれば葵とは出会うことは無かったと思えてなりません。
慎一郎は社長の妻美津子と運命について話すシーンが有ります、「人は朝起きてから寝るまで9000回何かを選択しているから、全部運命ですと言われたくない」と美津子は言うのですが、やはり自分の人生は前向きに切り開いていくものだと思えて来ます。
慎一郎は保育園の子供たちの未来が見えてしまい、「遠足を延期した方がいい」と電話をかけて、異常者と間違われてしまいます、自分で良いと思った事でも行動して相手にとってよいとは限りません、逆に犯罪者扱いされてしまいます。 慎一郎は人を助けけることで心筋症の症状が出てきます、人を見て手が透けて見えてしまい相手を助けたいと思ってしまう優しい性格の主人公です。
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