「屍人荘の殺人」は2019年12月13日に公開された作品で今村昌弘の作品がもとになっています。
出演は神紅大学、ミステリー愛好会会長明智恭介役に中村倫也、ミステリー愛好会部員葉村譲役に神木隆之介、剣崎比留子役に浜辺美波、ロックフェス研究会、進藤歩役に葉山奨之、星川麗花役に福本利子、名張純江役に佐久間由井、静原美冬役に山田杏奈、下松孝子役に大関れいか、重本充役に矢本悠馬、神紅大学OB七宮兼光役に柄本時生、同じくOB立浪波流也役に古川雄輝、他に池田鉄洋、塚地武雅、ふせえりが出ている。
この物語は神紅大学の「ホームズとワトソン」と呼ばれている明智と葉村が同じ大学の剣崎の依頼を受けて事件の解決に向かうが実際は葉村と剣崎が事件を解決していきます。
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あらすじ
神紅大学ミステリー研究会の明智と葉村のもとに同じ大学の剣崎比留子が訪れ、ロックフェス研究会に「今年の生贄は誰だ」と届いたので訪ねて来ました。去年の夏の合宿で女子学生が行方不明になっていて今年は参加人数が減って困っているそうです。
剣崎は「謎の脅迫状」「湖畔のペンション」「行方知れずの女子部員」は興味があるのではないかと一緒にいってくれるようにと頼みます。
3人は長野県のサベアロックフェスティバルに向かい紫湛荘に泊まります。
ロックフェス研究会はコンサートに行く前に自己紹介を兼ねてバーベキューをすることになります。
参加者
1神紅大学OB,七宮兼光
2神紅大学OB立浪波流也
3明智恭介
4葉村譲
5剣崎比留子
6進藤歩
7星川麗花
8名張純江
9下松孝子
10重本充
10人がコンサートに行くと、次々とお客さんの失神者が出ていました。そして観客がゾンビとなって襲って行きます。
ペンションに来た10人の内、明智と星川と下松がゾンビに襲われます。残った7人とコンサートに来ていた静原美冬と出目飛雄、高木凛の中年の男女がペンションに逃げ帰ります。
そして、ペンションの管理人の菅野と先ほどの10人で部屋に閉じこもりますが、その後3つの殺人事件が起きます。
❶進藤歩
❷七宮兼光
❸立浪波流也
犯人
最初の進藤はゾンビになった星川によるものと分かりましたが、後の事件は「いただきます」「ごちそうさま」「あとひとり必ず喰いに行く」と手紙を書いており内部の者の仕業ということで、静原が犯人であると分かります、静原は1年前に七原と立浪に侵されて自殺していて、姉の敵討ちにきたことが分かります。
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感想
この物語は姉の敵を妹が殺すサスペンスですが、コンサートの観客をゾンビにして襲わせる必要がはたしてあったのかと思えてきます、単純に「今年の生贄は誰だ」と恐怖心をあおっているのですから、ゾンビを使わなくてもよかったのではないでしょうか。
折角、ミステリー研究会の明智が登場しているのに途中でゾンビにやられて犯人探しは葉村と剣崎が行っていきます、中村倫也ファンには残念な展開ではないでしょうか。
静原が携帯電話を落とし、それを七宮と立浪が拾い、強引にペンションに連れていき静原はメンバーではないのに泊まることになります、話が出来過ぎています。
葉村が剣崎の携帯を見て「怒りましたか」と聞いたら剣崎は「あたり前田のス―プレックス」
と言いますが、時代を感じます。1960年代に「あたり前田のクラッカー」というCMが存在しています。
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