「コーヒーが冷めないうちに」は2018年に公開された作品で川口俊和の小説がもとになっています。
出演は時田数役に有村架純、新谷亮助役に伊藤健太郎、清川二美子役に波留、賀田五郎役に林遣都、時田流役に深見元基、平井久美役に松本若菜、高竹佳代役に薬師丸ひろ子、平井八絵子役に吉田羊、房木康徳役に松重豊、他に石田ゆり子が出ています。
「フニクラフニクラ」という喫茶店のある席に座ると望んだとおりの時間に移動できるお話です。
【 めんどくさいルール 】
❶過去に戻ってどんなことをしても現実は変わらない。
❷過去に戻っても喫茶店を出る事は出来ない。
❸過去に戻れるのはコーヒーを注いでからそのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ、
コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない。
❹過去に戻れる席には先客がいる。
席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ。
❺過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には会う事ができない。
1) 一人目
清川二美子のお話です。二美子は一週間前に戻り恋人の賀田五郎がアメリカに行くのを止めたかったのですが、時田数に「現実は変えられません、未来はまだ訪れていませんからそれはお客様次第です」と言われ、アメリカに行った五郎に私もアメリカに行くと伝えます。
2) 二人目
次は房木康徳と高竹佳代夫婦のお話です。佳代は認知症になっていて、康徳は3年前に戻り佳代が康徳に渡したかった「手紙」を手に入れます。そこには「私の前で看護師である必要はない。あなたの前では患者でいたくない、あなたとは夫婦でいたい」と書かれていました。
3) 三人目
次は平井八絵子と妹の平井久美のお話しです。八絵子は交通事故で亡くなった妹会い、妹の気持ちを確かめます。久美は八絵子と一緒に実家の旅館を継ぎたかった事がわかります、死ぬ前に戻り久美の死を防ごうとしますが、やはり現実は変えられませんでした。八絵子は妹の気持ちを知り実家の旅館を継ぐ事になります。
4) 四人目
最後は時田数のお話です。数は6才の時に亡くなった母親に会います。母親は父親に会いに行きそのまま戻らなかったと思っていたのですが、実は余命3ヶ月と医者に告げられ未来の数に会いに行き戻れなくなったみたいです。
感想
最後に登場した数を連れ戻した役の女の子が果たして数の娘なのかどうかはっきりと描かれていないのが残念です。中学生ぐらいの女の子が登場していますが説明が不十分ではないでしょうか。 それと過去に戻る時の先客の数の母親が中々席を立たないのでコーヒーを薦めて無理矢理行かせるところが笑えました。
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