「一度死んでみた」は2020年3月20日に公開された作品です。
出演は売れないデスメタルバンド「魂ズ」のボーカル野畑七瀬役に広瀬すず、七瀬の父親で野畑製薬の社長野畑計役に堤真一、七瀬の母野畑百合子役に木村多江、野畑製薬の社員松岡役に吉沢亮、藤井役に松田翔太、渡部役に小澤征悦、他にも野畑製薬の社員役で柄本時生、志尊淳、西野七瀬、キャバクラ嬢あかね役に池田エライザ、警備員役で城田優、掃除のおばさん役で原日出子、ホテルの支配人役で妻夫木聡、坊主役で竹中直人、音楽ディレクター・ジェームス布袋役で大友康平、天国への案内人役でリリー・フランキー、ラーメン屋の店主役でんでんが出ている。
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あらすじ
前半
大学で薬学部に通う野畑七瀬は「好きな物はシュウマイ弁当で嫌いな物は店員のゼロ円スマイルと七瀬の父親野畑計」と言います。
七瀬は父計を子供の頃から嫌っています。七瀬が歌う曲で「ウルサイ、シツコイ、あれしろ、これしろ、イラつく、子供の頃からそうだった」と説明しています。
子供の頃、母の百合子が白雪姫で「白雪姫が王子様のキスで生き返りました」と読むと計は「ありえない、人工呼吸だな」と言い、花火を見ている時も「花火の色は元素の縁色反応だ、赤は炭酸ストロンチウムが燃えた時の色、緑は何か?」と理科の実験のようです。
車でドライブをしていても計は車のナンバーを見て「あの車の元素は?」と七瀬に質問します。百合子は「やめましょうよ」と言いますが、「世の中すべては元素の結合」と言って受け付けません。
極め付けは計が元素記号の描かれたTシャツを着ている事です。
そして、計は「スマホはバカになるからやめなさい、化粧は資源がムダだからやめなさい、バンドなんか今すぐやめなさい、うちの会社に入って私の研究を継ぎなさい」と干渉します。
後半
七瀬は父親が死んで欲しいと歌にしていましたが、会社に呼び出されて、秘書の渡部から「社長がなくなり、新社長は娘の七瀬」と聞かされ、遺書を見せられます。
七瀬は社員の松岡と計の安置されている食堂に向かいます。そして、松岡は「2日で生き返る薬を飲んだ」と話します。
理由はライバル関係にあるワトソン製薬のスパイが誰であるかを探る為でした。ワトソン製薬は野畑製薬の若返りの薬を狙っていました。
会社で計の火葬が翌日の11時と貼り出されていました。七瀬は火葬の時刻を延期する為に自分のバンド「魂ズのクリスマスミサ」と言う約束でホテルにて葬儀の計画を立てます。
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感想
七瀬のバンドのメンバーはちゃんと将来の事を考えていて感心させられます。ひとりは生命保険会社でもうひとりは鉄道会社を考えていて七瀬が驚いています。
松岡が七瀬の歌で「あんなに死ね」と言ったから「コトダマと言って言霊の力は凄いんだよ」
と言うシーンが有りますが、人に死ねと言うのは良くありません。
この物語のポイントは広瀬すずが歌っている事と脇役陣が豪華なことです、とにかく最初から笑わせてくれるコメディーで楽しめます。
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