「はなちゃんのみそ汁」は2015年12月19日に公開された作品で安武信吾、千恵、はなの随筆がもとになっています。
この物語は乳がんを患った千恵が娘のはなにみそ汁を教えるお話です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
出演は安武千恵役に広末涼子、安武信吾役に滝藤賢一、安武はな役に赤松えみな、千恵の姉松永志保役に一青窈、千恵の父松永和則役に平泉成、千恵の母松永喜美子役に木村理恵、信吾の父安武信義役に北見敏之、信吾の母安武美登里役に高畑淳子、他に紺野まひる、春風ひとみ、遼河はるひ、鶴見辰吾、赤井英和、古谷一行が出ている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あらすじ
千恵は大学院声楽科の学生の時、西日本新聞の記者の安武信吾に出会います。信吾が34才で千恵が23才でした。
きっかけはコンサートの取材依頼で、信吾の一目ぼれで猛アタックの末交際が始まります。
そして、付き合いだして、千恵の左胸にしこりが有ることが分かり、病院に行くと悪性のガンである事が分かります。
担当の加山医師は「ガンは悪性度の最も高く再発の可能性が有り、卵巣が機能しなくなり、生理が戻らなくなるケースもあり、子供は諦めて欲しい」と言われます。
しかし、信吾は千恵の父松永和則に「千恵さんと結婚させてください」と言いだします。和則も膠原病を患っていました。
信吾が両親に結婚の事を話すと「子供ができんちゃ、どういうことね。何で子供ができん人と結婚しなければいけないか?私らは孫も抱けない」と怒られます。信吾が1度目の結婚で離婚した理由は相手が子供を望まなかった為と分かります。
信吾は「俺には彼女しかおらん」と言って説得します。
千恵は辛い抗がん剤治療に耐え第一段階を乗り越えます。
二人が結婚して1年後、千恵が妊娠していることが分かります。
千恵は子供を産むことになったら女性ホルモンが活発になりガンの再発リスクが高くなり悩みますが、信吾は子供ができて大喜びです。
千恵は父親の和則から「死ぬ気で産め」と言われて悩みます。
加山医師は「再発するかもしれないししないかも、貴方と同じ病気で産みたくても産めない人がたくさんいる、産んだらどうか」と言われ決断します。
子供は「はな」と名付けられ、9ヶ月たった頃検診に行くと、ガンの再発が判明します。
原因は千恵が母乳で育てようとして検診をしていなかったためでした。
信吾は千恵の為に癌を治すという伊藤源十のもとを訪ねます。伊藤は千恵に「体温は36度5分以上に上げ、食習慣をみそ汁と玄米中心の和食にしてください」と言われます。
千恵が伊藤の所に1年通ってガンは消えます。
しかし、担当の医師が片桐に代わって、千恵は検診をちゃんと受けず、はなが4才になってから再発して全身に転移していきます。
そして、千恵は娘にみそ汁の作り方を教えていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
感想
この映画を見て、ガンの怖さを感じることができます。1度治っても再発する可能性があります。検診はちゃんと行かないと行けません。千恵は子供を産んで女性ホルモンが活発になっていますからリスクが高くなることがわかっていた筈ですが。やはり、子供を育てることは子供中心になり自分のことが後回しになりがちになるのではないでしょうか。
千恵役の広末涼子や信吾役の滝藤賢一の演技も素晴らしいですが、はな役の赤松えみながとても可愛くて演技も素晴らしい、千恵の姉志保役に歌手の一青窈が出ていますが役者並みの演技だと思います。
最後に宝塚歌劇団出身の紺野まひる、春風ひとみ、遼河はるひが出ていて宝塚ファンにとっても見逃せない映画です。
コメント