「ハッピーフライト」は2008年11月15日に公開された作品で羽田発ホノルル行き1980便のお話である。
出演は副操縦士鈴木和博役に田辺誠一、機長原田典嘉役に時任三郎、キャビンアテンダント斉藤悦子役に綾瀬はるか、チーフパーサー山崎麗子役に寺島しのぶ、キャビンアテンダント田中真理役に吹石一恵、地上勤務のグランドスタッフ木村菜採役に田畑智子、木村の後輩吉田美樹役に平岩紙、整備士小泉賢吾役に田中哲司、整備士中村弘樹役に森岡龍が出ている。
あらすじ
羽田空港で地上勤務の木村は上司に退職希望を願い出ていたが「今は無理だな、半年待ってくれ、せめて吉田を使い物にしてからだ」と言われます。
吉田が木村に「エコノミークラスが3席オーバーセール」と助けを求めます。
キャビンアテンダントの斉藤は他の乗務員より遅れて、チーフパーサーの山崎から「新人のくせに遅れてきて仲良しクラブじゃないのよ」と怒られます。斉藤はお客様対応でミスをして、キャビンアテンダント希望の女子高生に「やめたほうがいい」と話します。
整備士の中村が部品交換をして工具が消えて問題になります。
副操縦士の鈴木は機長昇格訓練中で、機長の原田から「そんなに緊張していて良いフライトができるか」と言われます。
離陸してから鳥がぶつかりコンピューターに異常が発生し、2時間25分後羽田に引き返すことになります。
感想
木村が「体力的に自信ない、出会いもないし、このまま一生ここで働くなんて絶対にイヤ」といい吉田が「出会いありますよ、芸能人とかしょっちゅう来るじゃないですか、やめたら生で見れなくなりますよ」と返すと木村は「アンタはいいわね得な性格で」と言うシーンが面白い。
吉田が「オーバーセール」の調整をしますが本当に席も無いのに切符が買えるのでしょうか不思議です。
斉藤は「デザートは私たちの分も有りますか」と山崎に聞いているシーンも笑えます。仕事をしていたらそんな質問が出るわけないし、彼女は思ったことを直ぐ口にする性格みたいです。
副機長の鈴木は緊張しまくりでまだまだ機長に昇格はかかりそうに思えてきます。
機長の原田が「副機長と機長が同じ物を食べて一緒に食中毒になったらどうするんだ」と言うシーンがありますが、実際にここまで気をつかっているのかと勉強になります。
外国の映画で機長と副機長ふたりとも具合が悪くなり客室乗務員が代わりに飛行機を操縦したお話がありました。
飛行機が羽田に戻ることになり乗客が「どうしてもホノルルに行け」とキャビンアテンダントを困らせますが、チーフパーサーが「お客様おひとりの希望で安全を犠牲に無理に飛ぶことは出来ない」と毅然とした態度を通します。飛行機に乗ったら自分勝手な行動は慎むべきで素晴らしいシーンです。
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