「ネタバレ」ドラマ・過保護のカホコ / 高畑充希 主演

邦画
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2017年に日本テレビ系で放送されたドラマ。2014年にNHKで放送された「ごちそうさん」でブレイクした高畑充希が大学で社会学科に在籍のカホコ役を演じている。脇を固めているのが母親で主婦の泉役に黒木瞳、父親の保険会社に勤める正高役に時任三郎、泉の母の初代役に三田佳子、泉の父福士役に西岡徳馬、正高の父の根元正興役に平泉成、泉の姪でカホコのいとこでチェロを勉強している富田糸役に久保田紗友、同じ学校に通う美大生でピザの宅配でバイトしていて高校まで養護施設で過ごし奨学金で通っている役の麦野はじめ役に竹内涼真。のちにはじめはカホコと結婚します。

この物語は主演の高畑充希の演技に注目してください、「ごちそうさん」の時の演技も素晴らしかったのですが、今回も表情をご覧になって頂きたいと思います。このドラマは目で演技をしているというか目力があると思います。そして父親役の時任三郎の演技も素晴らしいと思います。最後にはじめ役の竹内涼真の演技も光るものが有ると思います。

この物語は父親の正高の目線で話が進んで行きます。正高が仕事から帰ってきたら泉とカホコは就職の面接の練習のところのシーンで、カホコが困っていると泉が「私ならこう言う」と自分の考えをカホコに話します。正高は「私ならというがお前の面接か」と首をカシゲマス。まずここで笑い転げます。

カホコは朝着る服も自分で決められずママに相談します。とても考えられません。

カホコは自分のビデオをたまに家族と見ます。父親の正高は「今日も見るのかよ」と呆れます。カホコが「この頃が一番可愛かった」と言うと、正高は「自分で言うのはどうなんだ」と首をカシゲマス。自分が本当に好きなんだと思います、芸能人の明石家さんまが家でひとりで自分が出演しているテレビを見ているのと全く同じ内容です。

正高はあまりにもカホコと泉が仲がいいので疎外感を感じますが、どこの家庭でも娘と母親の方が仲がいいのは普通ではないでしょうか。

カホコとはじめが学食で話すシーンで、カホコは度々ママ、ママと言い「主語がママばかり」であることに呆れて、ここで笑い転げます。この物語を見て竹内涼真は若い女性になぜ人気があるのか分かりました。

カホコがはじめに「過保護」だと言われたことを家に帰り、家族に話すと、泉は「他の家庭より愛されているだけ」と言うと正高は「俺が普段言えないことを言っやつがいるのか」と感心します。カホコが何も出来ない過保護の原因は紛れもなく母親であることが分かります。

カホコのいとこの糸がおじいちゃんに留学が決まったら援助を頼むとおじいちゃんは「わかっている」と言います、どこの家庭でも孫には優しく小遣いを与えます。孫たちに嫌われないためにはやはりお金が必要です。

この物語でカホコのことを本当に心配しているのは進行役の父親の正高と泉の母の初代です、初代は、就職が決まらないカホコをとても心配しています。そして泉のカホコに対しての過保護の心配もしています。

カホコの誕生会にピザ屋でバイトをしているはじめが届けてくるのですが、出来過ぎていると思います。これは物語だと言われればそれまでですが。

カホコがはじめに「誕生会が3回ある」と言い、はじめが呆れるシーンが笑えます。カホコがはじめに「何のために働くんだ」と言われた時の困った顔の表情が面白いと思います。

カホコが就職試験に落ちても泉は「女の子だから花嫁修業してアルバイトしてすごしたらよい」と言います。本当に甘やかされていると思います。

大学4年生にもなってバイトもやったことがなく、最初のバイトの風景が笑えます。ティッシュ配りですが、ただひたすら差し出すだけす、異様な風景です。はじめから笑顔をの重要性を教わります。

カホコがバイトをする気になり泉に相談すると泉は「一緒に学生課に行って探そう」と言います、なんで学生課に行くのに親がついて行かなければいけないのか不思議です。

カホコはティッシュ配りのバイトが終わり、はじめと食事をしたとき「いつもより美味しい」と感じます、ここで労働の素晴らしさを知ることになります。この物語は自立がテーマだと思います。22才になるのに「母親に毎日起こしてもらい、服も自分で決められない」などもっと早くこのことに気付くべきなのに遅すぎます。はじめに出会って成長して行きます。はじめは「親から自立する気はあるのか」と問いかけて行きます。「自分がどれだけ温室育ちか分かっただろ」と諭します。

泉は「私はあの子に挫折を味わせたくない」といいますがこの考えは間違っていると思います、人間は挫折を味わって大きくなるのではないのでしょうか。

正高が「カホコの為ならいつだって死ぬ覚悟がある」と言うと泉は「カホコが生きている限り絶対死ぬわけにはいかない」と言いますが、これは逆だと思います、子供が親よりも早く死ぬほど不幸なことはないと思うのですが。

カホコは自分がどの仕事に向いているかを知るため、父親の正高の保険の仕事や叔父の警察官の仕事や病院で働く介護の仕事を見学します。はじめもカホコに「13歳のハローワーク」という本を薦めます。この本はいろいろな職業の紹介をしているから悩んでいます。

この物語は良いことをいっています。失恋から立ち直る方法は「自分を肯定してくれる人と会って自信を取り戻す」と出てきます。他にも有るのですがカホコはこの方法を試します。

二つ目の良いことですが、正高の父の正興の口癖がいつも「明日な」と問題を先送りにしていましたが、カホコに「明日がない人もいる」と言われて、正興は「明日はだめだ今日だ」と人間が変わります、嫌な事を先送りせず、即やる行動力が必要と思い知らされます。

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