「九月の恋に出会うまで」は2019年3月1日に公開された作品で松尾由美の小説がもとになっている恋愛映画です。
出演は作家志望の平野進役に「億男」の高橋一生、写真好きで旅行会社に勤務する北村志織役に「好きっていいよな」「一週間フレンズ」の川口春奈、志織の同僚香穂役に「AKB48」の川栄李奈、女優をしている祖父江役に中村優子、音楽家倉役に浜野謙太、志織の昔の恋人森秋真一役に古館佑太郎、アパートの大家権藤役にミッキーカーチスが出ています。
あらすじ
物語は旅行代理店に勤める志織が「アビタシオン・ゴトー」に引っ越して来るところから始まります。このアパートの住人は大家さんの考えで全員芸術家ばかりです、女優、音楽家、作家の卵など。志織は写真が趣味ということで住めることになったみたいです。アパートの前に広い庭もあり、こんなところは中々ないので人気があるのではないのでしょうか。
大家の権藤が「部屋が人を選ぶのよ、人が部屋を選ぶのではない」と言っています。
最初のシーンでは住人が4人登場しますが、恋愛映画ですので志織と隣の部屋の平野がほとんど映ります。
志織が仕事から帰って夜の9時にエアコンの穴から男の声で「北村さん」と呼ぶ声がします。「私は2Aの平野です」と男は答えます。志織が今「2018年9月14日」と伝えるとこちらは「2019年」で1年後の未来である。とおかしなことを言います。
平野は「二日間自分の尾行をしてください、僕を助けてください」と志織に頼みます。志織は写真を撮って協力します。志織は「特に何もありませんでしたけど」と報告すると平野は「つまらない男ですね」と返します。志織は平野がひとりでパフェを食べているので笑います。
平野は「もしいつか北村さんと会うことが出来たら御礼に街で一番のレストランでご馳走させてください」と言います。
平野は未来は区別するために「シラノ」にすると言い出します。志織が二日後に平野の部屋にエアコンがついているのを知り「何でエアコンをつけてしまったのか」と叫びます。これが原因で「シラノ」と連絡が取れなくなってしまいます。
平野はエアコンの音がうるさいと勘違いをして、志織の部屋を訪ねるようになります。志織はちょうど風邪をひいて倒れてしまい、平野と話すようになります。志織は「未来の平野」の事を話します。平野は「タイムスリップと言う話」は嫌いじゃないと言って相談にのります。
平野は「シラノは僕じゃない」と言って、他のその人を一緒に探す事になります。しかし、志織は「昔の恋人森秋」ではないかと思ったが、最後に自分が求めている人は彼ではない事がわかります。
感想
平野は朴訥な感じがします、志織の部屋に入った最初の言葉も「あなたは不用心すぎます、男性に対してチェーンもかけずにドアを開けるし風邪もあるのに薄着ですし」というシーンでわかります。
女性の扱いに慣れていないというか苦手なタイプの男性に見えます。
この物語は志織が昔の恋人森秋と結ばれるのかなと思ったのですが、結局平野と結ばれるというストーリーです、もう少し平野とのロマンスの過程を描いて欲しかったです、描写が物足りなく感じます。
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