「アリバイ崩し承ります」は2020年2月1日から3月14日までテレビ朝日系列で放送された作品で大山誠一郎の小説がもとになっています。
この物語は時計店を経営する美谷時乃が県警の察時美幸と共に事件を解決するお話です。
出演は美谷時乃役に浜辺美波、察時美幸役に安田顕、渡海雄馬役に成田凌、樋口秀人役に柄本時生、牧村匠役に勝村正信、他に忍成修吾、森矢カンナ、田山涼成、星野真里、橋本マナミ、デビット伊東、間宮祥太郎、木村カエラ、西田尚美、徳光和夫が出ている。
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- 死者のアリバイ
時計店店主時乃が那野県警捜査一課の察時管理官と話をしていると男性が車にはねられ死亡します、男性は奥山新一郎で「藪マンション603号室の中島香澄を殺した」と死ぬ前に答えました。
奥山が香澄を殺して交通事故死した現場まで向かうことは時間的に不可能で捜査が行き詰まり、察時は時乃に「アリバイ崩し」を5千円で依頼します。
時乃は奥山は耳が不自由なため交通事故死した事を突き止め、香澄は奥山が殺していない事が分かってきます。
犯人はマンションの管理人であることが最後にわかります。
- ストーカーのアリバイ
次は那野医科大学医学部教授浜沢杏子が殺された事件
容疑者は第一発見者の弟の浜沢安嵐と元夫菊谷吾郎に絞られるが安嵐は殺された時刻は勤め先の美容室にいて、吾郎も天の肴という居酒屋にいた事が分かります。
杏子と吾郎が離婚した原因は吾郎のギャンブルが原因で離婚した現在もお金の無心を杏子にしていました。
今回も察時は時乃にアリバイ崩しの手伝いを依頼します。
犯人は元夫の吾郎ですが、杏子が弟安嵐の借金3000万円の為に保険金目当てで吾郎に殺人を依頼しました。
感想
杏子は弟の為に自らの命を落としましたが、末期のすい臓がんであった事が分かります。杏子は医者であるためもっと早くから自分の病気の事を気づくはずです。人のお金の心配より自分の命を考えるべきではないでしょうか。
- 美人姉妹のアリバイ
今回は自宅でピアノ教師をしている河谷敏子が殺害された事件で第一発見者は生徒でした。
容疑者として浮かんだのはクラブホステスで妹の河谷純子でした。
純子と敏子は親の財産の相続でもめていた事が分かります。
察時が純子に会いに行くと純子は「自分は夢游病で20時間眠っていた」と証言します。
犯人は敏子が通っていたマッサージ店を経営する芝田和之が敏子に結婚を迫られての犯行と分かりました。
感想
芝田がアリバイの為に死んだ敏子をマッサージしていて後輩にもマッサージをさせていますが死んでいる為冷たくなっているので気づくはずなのに矛盾しています。
- 山荘のアリバイ
今回の事件は察時が休暇で訪れた山梨県のペンション時計荘で黒岩賢一という男性が殺されます。
察時は時乃に来るように依頼します。そして時乃は察時の部下の渡海刑事とペンションに向かいます。
このペンションにいたのはオーナー夫妻の里見良介、里見万希子、宿泊客の原口龍平、野本和彦、上寺千恵、黒岩賢一と察時の7人でした。
黒岩が殺された時間にアリバイが無かったのは中学生の原口だけでした、他の5人はバーで歓談していました。
捜査が進み、黒岩は詐欺事件のリーダーで原口の祖母が被害者であった事が分かり怨恨の可能性が有りましたが、時乃は足のサイズから犯人を捜しだします。
里見万希子は23センチ、原口と上寺は24センチ、里見良介と察時が26センチ、そして黒岩と野本が25センチで、野本が犯人であることが分かりました。そして、野本と黒岩は幼なじみで今回の事件は正当防衛が成立しました。
感想
時乃はオーナーの里見から「時計台に窓が無い」と聞き、「人を殺すにはうってつけですね」と言いますが、言葉に気を付けるべきではないでしょうか。
- ダウンロードのアリバイ
3ヶ月前に殺された健康器具会社社長富岡真司の自宅庭から白骨化した遺体が発見され、捜査が始まります、遺体の身元は13年前に失踪した経理の和田雄一郎でした。
死亡推定時刻は3か月前の11月20日午後9時前後で容疑者は和田雄一郎の息子和田英介に絞られましたがアリバイが崩せません。
英介はその日午後7時から0時まで友人の古川桔平と一緒にいて明城徹郎の「キャッスル・オブ・サンド」という曲をダウンロードしていました。この曲は11月20日だけの配信と分かります。
察時は今回も時乃に依頼をし英介のアリバイを崩します。
感想
英介は几帳面な性格で日記をつけていましたが古川も普通は3か月前に何をしたかを覚えている筈有りません、人間の記憶は昨日かせいぜい2日前までです。
- 凶器のアリバイ
暴力団白嵐会近くのポストから拳銃が発見されて製薬会社に勤める布田真の死体が発見され死亡推定時刻は3月1日の午後2時から4時でした。
容疑者は上司の平根勝男に絞られましたが、12時から3時までは従兄弟たちと食事をしていてアリバイが成立しています。
時乃は拳銃が2つ存在していて平根が午前と午後の2回行動していたことを突き止めます。
感想
今回の見所は刑事役で木村カエラが出演しているところです。
- 多すぎる証人のアリバイ
焼死体が発見され国会議員の秘書名越徹と判明します。死亡推定時刻は3月12日6時から9時でその日は後援会のパーティーがあり出席者は300名になりました。
容疑者は議員の渡海に絞られ、渡海は名越から脅されていた事が分かります。
時乃が最後にもうひとりの秘書の藤枝が犯人であると突き止めます。
感想
今回の見所は渡海役に出演した徳光和夫の演技に注目です。中々俳優徳光和夫は見ることが出来ません。
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